企業向け資金需要プラス4に改善-日銀の銀行貸出アンケート調査(2

(第2段落にコメントを追加します)

【記者:日高正裕】

1月23日(ブルームバーグ):日本銀行が23日発表した「主要銀行貸出動 向アンケート調査」によると、過去3カ月に企業向け資金需要がどのように変 化したかを示す「資金需要判断DI」はプラス4と、昨年10月の前回調査(0) から改善した。大企業向けがプラス14と前回調査(プラス4)から大幅に改 善した。 中小企業向けはプラス2と前回調査から横ばいだった。

バンク・オブ・アメリカの藤井知子日本チーフエコノミスト兼ストラテジ ストは中小企業向け資金需要判断の低下について「まだプラス領域だが、銀行 がリスクに慎重になる公算があるだけに、中小企業向け貸出姿勢厳格化の懸念 が続く」と指摘。企業の「資金需要が低調であり、金融機関の円債志向が維持 される可能性が高いだろう」としている。

「主要銀行貸出動向アンケート調査」は四半期に1度、貸出残高が大きい 50の金融機関を対象に行っている。調査対象が貸出残高合計に占める比率は 74%。「資金需要判断DI」は(「増加」とした金融機関の構成比+0.5×「やや 増加」とした金融機関の構成比)-(「減少」とした金融機関の構成比+0.5× 「やや減少」とした金融機関の構成比)。

過去3カ月間の「資金需要判断DI」はこのほか、中堅企業向けがプラス 2と前回調査(プラス3)から小幅悪化。個人向けはマイナス8と前回調査(プ ラス6)から大きく悪化した。地方公共団体等向けはマイナス1と前回調査か ら横ばいだった。

今後3カ月の企業の資金需要は悪化

過去3カ月間に貸出運営スタンスをどのように変化させたかを聞いた「貸 出運営スタンスDI」は、大企業向けがプラス4と前回調査(プラス2)から 改善。 中堅企業向けがプラス6と横ばい。中小企業向けはプラス12と前回調 査(プラス16)から悪化。個人向けはプラス18と前回調査(プラス15)から 改善した。

今後3カ月間で資金需要がどのように変化するかという見通しを聞いた 「資金需要判断DI」は、企業向けが0と前回調査(プラス4)から悪化。個 人向けもマイナス3と前回調査(マイナス1)から悪化。地方公共団体等向け はプラス10と前回調査(プラス4)から改善した。

今後3カ月間に貸出運営スタンスをどのように変化させる方針かを聞い た「貸出運営スタンスDI」は、大企業向けがプラス4と前回調査(プラス2) から改善。中堅企業向けもプラス8と前回調査(プラス5)から改善。中小企 業向けはプラス15と前回調査(プラス17)から悪化。個人向けはプラス21と 前回調査(プラス16)から改善した。

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