【個別銘柄】ソニー、コマツ、フォスタ、都心で積雪、ドト日、オビク

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23日の日本株市場における主な材料銘柄 の動きは次の通り。

ソニー(6758):2.7%安の4970円と終値では2006年12月以来、1年超 ぶりに5000円の大台を割り込む。月末に発表される第3四半期(10-12月) 業績開示以降、中期計画発表までは好材料出尽くしとなる可能性があるとして、 ゴールドマン・サックス(GS)証券では投資判断を「中立」に引き下げた。 株価の先高期待が後退しやすい中、過去1年にわたって下値抵抗線となってい たチャート上の節目を割れ、外国人を中心とした売り圧力の増大が観測された。

トヨタ自動車(7203):22日に終値では2005年9月以来の5000円割れ となっていたが、この日は4.5%高の5100円と節目回復。22日に発表された 米国金融当局による緊急利下げで、米景気への過度の悲観論が後退したことや、 急速な円高の一服などを受けて、輸出関連業種が買い戻された。ホンダ (7267)も3.3%高の3010円、日産自動車(7201)も2.5%高の945円で終了。 東証業種別指数の輸送用機器は年初から昨日までに21.6%下げ、33指数のう ちで下落率は10位となっていた。TOPIXの同期間の下落率は17.3%。

コマツ(6301):5%高の2305円と3営業日ぶりに反発。丸三証券の牛 尾貴投資情報部長は、「グローバル展開している業績好調なコマツが、米依存 度が高く、業績も悪い米キャタピラーのPERを下回る逆転現象が起きてい た」と指摘した。主力機械株では、住友重機械工業(6302)が4.8%高の789 円、日立建機(6305)が5.6%高の2565円と反発。

フォスター電機(6794):午前は6.4%高まであったが、結局6.8%安の 1882円で引けるなど午後に相場一変。米アップルが22日に示した08年1- 3月(第2四半期)業績見通しが市場の事前予想を下回り、携帯音楽プレーヤ ーの普及スピードが鈍化するとの懸念が優勢になった。フォスタ電はOEM (相手先ブランドによる生産)メーカーのため、供給先について公表したこと はないが、市場ではアップルの人気携帯音楽プレーヤー「iPod」などにイ ヤホンを供給しているとの見方が広がっている。米アップル株は22日の時間 外取引で急落、この影響で米株指数先物も24時間取引で下げていた。

ウェザーニューズ(4825):気象情報サービスで世界最大手。52週高値 を更新し、一時3.2%高の764円まで上昇。2006年5月12日以来、約1年8 カ月ぶりの高値水準に戻した。米国で業務の効率化を推進、収益構造が改善し ているところに都心では2年ぶりの積雪もあり、投資家の注目度が高まった。

セブン&アイ・ホールディングス(3382):0.4%高の2590円と、小幅な がら3日ぶりに反発。傘下の銀行子会社であるセブン銀行(8410)が2月29 日にジャスダック市場に上場することが決定。株式の売り出しに伴う上場益の 発生が想定される。売り出し株数は36万3750株、オーバーアロットメントに よる売り出しが1万株。上場時の発行済株式総数は122万株。

CFSコーポレーション(8229):一時2.9%高の496円と反発する場面 があった。22日開催の臨時株主総会で、調剤薬局最大手アインファーマシー ズ(9627)との経営統合案が否決された。筆頭株主イオン(8267)の幹部らが これまでCFSを率いてきた石田健二会長兼社長の退任を求めるような発言を し、経営陣刷新などで業績回復の可能性が意識された。終値は0.2%安の481 円と伸び悩み。CFSとの統合破談で、経営停滞リスクが低減したと見られた アインファ株は6.4%高の1583円と反発。イオンは1.4%高の1279円。

オービック(4684):7.2%高の1万8710円と急反発。企業が内部統制を 重視、コスト管理も強化しており、会計システムの受注が拡大中。07年4- 12月期(9カ月累計)の連結営業利益は前年同期比16%増の104億円と順調 だったことが好感された。据え置いた通期計画は140億円。創立40周年を迎 え記念配当を実施し、08年3月通期の年間配当は300円と従来比60円上積み されたこともプラス要因。

ドトール・日レスホールディングス(3087):2.4%高の1691円と反発。 ドトールで提供するブレンドコーヒーの価格を従来の180円から200円に値上 げ、サンドイッチなどのフード商品も10円引き上げる。価格転嫁を通じ、原 材料高負担などが緩和されると見られた。

不二越(6474):3.1%高の333円と反発。アジアなど海外で機械工具事 業が好調、08年11月期の連結純利益が最高の85億円(前期比8.2%増)との 見通しを22日に示した。モルガン・スタンレー証券は、復調している自動車 向けに拡大余地があるとし、投資判断「買い」を継続。再評価する投資資金が 流入した。

武田薬品工業(4502):6.3%高の6380円と、5営業日ぶりに反発。日興 シティグループ証券は22日付で、投資判断を従来の「2(ホールド)」から 「1(買い)」に引き上げ、目標株価を従来の7400円から7300円に見直した。

ジュピターテレコム(4817):6.1%高の8万3000円と急反発。野村証券 金融経済研究所では、新規に投資判断を「2(買い)」に設定した。

三井物産(8031)、三菱商事(8058):三井物は5.5%高の1797円、三 菱商は6.9%高の2400円まで反発。マッコーリー証券では両社の投資判断を 新規に「OUTPERFORM」とし、目標株価は三井物を3300円、三菱商を4020円に それぞれ設定した。

アッカ・ネットワークス(3764):3.2%高の16万円と反発。筆頭株主の イー・アクセス(9427)がアッカに株主提案で求めている現経営陣の刷新が認 められた場合、アッカの株式公開買い付け(TOB)による買収も視野に入れ ていると、Eアクの千本倖生会長がインタビューで語ったと23日付の読売新 聞が報じた。Eアク株は0.8%安の6万300円と、小幅ながら3日続落。

アルテック(9972):12%高の317円と大幅続伸。利益率の低い産業資材 の卸売事業を抑制したことで売上総利益率が好転しており、22日の取引開始 前に07年11月期の利益が従来計画を上回ると発表、同日の株価が上昇してい た経緯があった。

オークマ(6103):4.1%高の845円と3日ぶりに反発。発行済株式総数 の1.19%に相当する200万株、金額にして20億円を上限として自社株買いを 行う。取得期間は2月5日から3月31日まで。

アグレックス(4799):午後に入って上昇幅を拡大し、9.4%高の1072円 と4日ぶりに急反発。保険会社から受託した契約内容の確認業務や住所調査業 務などが好調で、2007年4-12月期(第3四半期、9カ月累計)の連結営業 利益は倍増した。ライバルが少ないために今後も事業拡大が見込め、業績も上 振れると期待された。

ユーシン精機(6482):一時5.3%高の1586円まで上昇。3月31日時点 の実質株主を対象に、普通株式1株につき1.1株の割合で分割すると発表し、 流動性の向上が見込まれた。分割後の発行済み株式総数は1781万9033株。た だ、終値は0.7%安の1495円と失速。

シチエ(4724):3%高の794円と3日ぶりに反発。新店寄与などでアミ ューズメント事業が堅調に推移、純利益が当初の想定を上回る公算が高まった ため、期末配当を従来予想に2円上乗せする。年間配当は32円となる見通し で、前期実績の29円より3円多い。

アドバンテスト(6857):2.2%安の2460円と3日続落、一時2400円と 52週安値に。ゴールドマン・サックス証券では23日付の投資家向けメモで、 半導体製造装置セクターについて「まだ悪材料は出尽くしていない。受注回復 は時間がかかりそう」(堀江伸アナリスト)との見解を示唆。アドテストにつ いては投資判断を「中立」から「売り」に引き下げた。また、判断を「買い」 から「中立」に下げたスター精密(7718)も3.6%安の1540円と3日続落。

東宝不動産(8833):7.8%高の598円と、3日ぶりに反発。業績が想定 以上に順調に推移しているとして2円の特別配当を実施、年間配当は12円と なる予定。従来予想は10円。

ニトリ(9843):2.1%高の4940円と、3日ぶりに反発。CLSAアジア パシフィック・マーケッツでは22日付で、投資判断を「UNDERPERFORM」から 「OUTPERFORM」に引き上げ、野村証券金融経済研究所では23日に判断「2 (買い)」としている。

ホシデン(6804):12%高の1465円と大幅続伸し、大証1部の上昇率1 位。ゲーム機器関連部品の予想以上の好調を背景に、みずほ証券では21日付 で中長期的な業績予想を上方修正、投資判断「1(強い買い)」、目標株価 2200円を維持していた。

メック(4971):7.4%高の1217円と、4日ぶりに急反発。三菱UFJ証 券では新規に投資判断を5段階評価中、最上位の「1(強いアウトパフォー ム)」としている。同社は電気基板用薬品メーカー。

リンテック(7966):3.6%安の1412円と3日続落。取引開始後間もなく に、古紙配合比率に関するリリースを発表。これによると、社内の調査委員会 を設置して再生紙全銘柄、再生紙を使用した粘着紙を対象に調査した結果、情 報用紙、放送用紙、文具用・印刷用粘着紙などにおいて公表している配合率を 下回る製品を販売していた事実が判明したという。

エムケーキャピタルマネージメント(2478):1.3%高の16万2000円と 反発。建物を新築して売却する予定だった物件が建築確認取得段階で売却でき ることになり、08年2月中間期の連結業績予想を増額修正。純利益は前年同 期比2.3%増の14億8400万円になる予定で、前回予想(13億8200万円)を 7%上回る。

ストロベリーコーポレーション(3429):8.2%安の5万2700円と3日続 落。欧米メーカーから受注した携帯電話向けちょうつがい(ヒンジ)の売り上 げ計上が来期以降にずれ込むことが確実になり、08年3月期の連結業績予想 を減額修正した。2500万円の黒字と見込んでいた純損益は6億円の赤字に落 ち込む見通し。前期は3億6600万円の赤字。

ヤマザワ(9993):9.5%高の1447円と急伸。山形県を地盤にスーパーマ ーケットを展開。22日の取引終了後に発表された07年4-12月の9カ月累計 の連結営業利益は、お買い得商品の拡販、開店前の作業改善、店舗改装などの 効果で前年同期比0.5%増の23億9700万円となった。08年3月通期計画の 30億円に対する進ちょく率は79.9%。同社株は直近、16日に付けた52週安 値1300円付近でもみ合っており、1株純資産2193円を大きく下回っていた。

菱食(7451):12%高の1961円と急反発。食のフルライン戦略を推進す る中、昨年11月に公表していた酒類卸売のリョーショクリカーの完全子会社 化について、第1段階で行っていたすべての株式買い付けができなかったこと から、2月29日を期日として株式交換を行うことを決定。交換比率はリョー ショクリカー1株に対し、菱食1.06株を割り当て交付する。

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