首相:日本経済は株価がどんどん下がる状況でない-冷静な対応を(2)

福田康夫首相は22日夜、東京株式市場で日経 平均株価の終値が約2年4カ月ぶりに1万3000円を割り込んだことを受け、「日 本の経済の実態は株価がどんどん下がるとか、そういうような状況ではない。現 実を見て、冷静に対応することが大事なのではないか」と述べた。首相官邸で記 者団に語った。

株安が進んでいる要因については、「国際的な株安、世界全体がそういう状況 になっている。日本の経済実態から来るものではない。日本の場合にはサブプラ イム(信用力の低い個人向け住宅)ローンの影響もアメリカやヨーロッパに比べ ると極めて少ない」との見方を強調した。

また、週末にスイスで開かれる世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議) で行う予定の演説については、「環境問題などが中心になるはずだったが、やはり 経済の問題が、かなり大きくなってきているのではないか」と指摘。その上で、 「日本はきちんとやっている、ということをしっかり申し上げることが必要では ないか。日本がフラフラしているとかいうことになれば、他の国も動揺する」と 述べ、日本経済が堅調に推移しているとの認識を訴える考えを示した。

このほか、首相は22日午前の閣議後に渡辺喜美金融相と会い、株価や最近の 金融情勢などについて報告を受けたことを認めたが、詳しい内容については明ら かにしなかった。

この日の日経平均株価の終値は前日比752円89銭(5.7%)安の1万2573円 5銭、TOPIXは同73.79ポイント(5.7%)安の1219.95。日経平均の下落率 は、ニューヨークで世界同時テロが起きた翌日の2001年9月12日(6.6%)以来 の大きさ。

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