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米アムバック:10-12月期は赤字、「複数の候補」と選択肢を模索(2)

米金融保証大手のアムバック・ファイナ ンシャル・グループが22日発表した2007年10-12月(第4四半期)決算 は最終損益が過去最大の赤字となった。同社はまた、「複数の候補」と選択肢 を模索していることも明らかにしたため、株価は身売り観測から29%高となっ た。

第4四半期決算では、サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン 関連証券の保証で52億1000万ドル(約5600億円)の評価損を計上したこ とが響き、純損失は32億6000万ドルとなった。1株当たりでは31.85ドル。 同社は16日に1株当たり32.83ドル前後の赤字になると予想していた。07 年通期では32億3000万ドルの赤字となった。通期での赤字は初めて。評価 損を除く営業損失は10-12月期に1株当たりで6.21ドルとなった。

アムバックは前週、最高経営責任者(CEO)の交代を発表したほか、株 価急落を受けて10億ドルの資本増強計画を撤回。22日には信用市場の混乱を 乗り切る力を株主や格付け会社に「過小評価」されていると主張した。フィッ チ・レーティングスは18日、アムバックの地方債や仕組み債の保証能力に疑 問があるとして、同社保険部門の財務格付けを「AAA」から「AA」に引き 下げた。

調査会社クレジットサイツのアナリスト、ロブ・ヘインズ氏は「アムバッ クは株式も社債も発行できない。新しいCEOは身売りの準備をしている可能 性がある」と述べた。

マイケル・キャレン氏は先週、ロバート・ジェネーダーCEOの後任とし て、暫定CEOに就任した。22日のアナリスト説明会では新たな金融保証を中 止する計画はないと言明。「多くの現実的な選択肢がある。信頼できる相手と 協議している」と話した。

株価は前週末比1.77ドル高の7.97ドルで終了。一時は9.41ドルまで 上昇した。過去1年では91%下落し、88億ドルの時価総額が消失している。

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