午後の日本株は全面安続く、アジア株暴落が波及-指数は午前安値抜け

午後の東京株式相場は、全面安の状況が 続いている。日経平均株価の下落幅は一時700円を超え、午前に付けた安値 651円安の1万2674円)を下抜けた。米サブプライム(信用力の低い個人向 け)住宅ローン関連投資に伴う評価損計上の動きが中国などにまで広がりを見 せる中、前日からの世界的な株安連鎖が継続。中国株などアジア地域の株価が この日も大幅安となっており、投資家の間で世界的に株式敬遠の動きが鮮明化 してきた。

午後2時6分時点の日経平均株価は前日比724円24銭(5.4%)安の1万 2601円70銭、TOPIXは同66.71ポイント(5.2%)安の1227.03。東証1 部の売買高は概算で20億3443万株、売買代金は同2兆1934億円、値下がり 銘柄数は1670、値上がりは35。

SMBCフレンド証券の中西文行チーフストラテジストは、「過去に見た ことがないような世界的な大幅株安となっており、市場では不安感が急速に高 まっている」と話す。

アジア全面安、インド株は取引停止

この日も、アジア株は全面安となっている。香港ハンセン指数が8%安、 中国上海総合指数が5%安、韓国総合株価指数が6%安、シンガポールのFT SE ST指数が5%安など。ムンバイSENSEX30種指数は、日本時間午 後1時25分の取引開始直後に10%近く下げ、インドのボンベイ、ナショナル 両証券取引所では取引が一時停止となっている。

日銀は金利据え置き、中間評価に注目

一方、日本銀行は22日午後零時過ぎに、同日開いた金融政策決定会合で、 無担保コール翌日物金利の誘導目標を「0.5%前後」とする方針を維持するこ とを全員一致で決めた。日銀はこの日、昨年10月公表した「経済・物価情勢 の展望(展望リポート)」の中間発表も公表する予定で、住宅投資の落ち込み などを踏まえて足元の景気判断を下方修正する可能性がある。

また、夕方には福井俊彦総裁の会見も予定されており、足元の世界的な金 融市場の波乱や景気認識について、どのような発言がされるか注目される。

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