世界の株価が下落:減速への懸念で-米株先物は01年以来で最大の下げ

21日の株式市場で、株価は香港からブラジ ルまでの世界各地で下落した。世界的な景気減速の観測が高まるなかで、米株 価指数先物は2001年以来で最大の下落となった。

MSCIワールド指数は一時、02年以来で最大の下げとなった。欧州のダ ウ欧州株価指数は前週末比5.7%安の308.77と、昨年6月1日に付けた高値か ら23%下落した。独アリアンツや仏BNPパリバが安い。香港のハンセン指数 は6年で最大の下落。中国の銀行大手、中国銀行が米サブプライム(信用力の 低い個人向け)住宅ローン関連で大規模な評価損を計上する可能性があるとの BNPパリバの指摘が嫌気された。米銀シティグループ株もフランクフルト市 場で下落した。

ノルディア・アセット・マネジメント(ストックホルム)の運用担当者、 ヨハン・スタイン氏は「これまでで最悪だ」とした上で、「金融システムはひど い状態で、これがどこで終わるのか誰にも分からない」と述べた。

ニューヨーク時間午後2時50分(日本時間22日午前4時50分)現在、M SCIワールド指数は3%安の1394.05。2007年10月31日からの下げは17% に達した。インドのセンセックス30種指数は04年以来で最大、ドイツのDA Xは01年以来で最大の下げだった。S&P500種株価指数先物は4.5%安。21 日の米市場は祝日で休場。

米の景気刺激策

先週の米国株は、週間ベースで過去5年で最大の下落だった。ブッシュ米 大統領が発表した1500億ドル(約16兆円)規模の景気刺激策も利下げも、米 国のリセッション(景気後退)入り懸念を払しょくするには不十分との懸念が 広がった。

ホワイトハウスのフラット報道官は21日、政府は日々の市場の動きについ てコメントすることはしないと表明した。同報道官は電子メールで「世界経済 の成長が続き、米経済がより力強い成長軌道に戻ると確信している」と述べた。

21日のMSCIアジア太平洋指数は3.8%安、オーストラリアのASX200 指数は11営業日続落し、ハンセン指数は5.5%安で終了した。

MSCI新興市場指数は5.8%安となり、昨年10月に付けた最高値から 20%下落している。ブラジルのボベスパ指数は6.4%安で昨年2月27日以来の 大幅下落。ロシアのMICEX指数は7.5%安と、06年6月以来で最大の下げ だった。

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