NZドル:1カ月ぶり安値付近-米景気減速懸念でキャリー取引縮小

21日の外国為替市場で、ニュージーラン ド(NZ)ドルは対米ドルで3営業日続落となり、一時は約1カ月ぶりの安値 付近まで下げた。米景気減速と世界経済への影響に関する懸念を背景に、低金 利の日本で調達した資金で高利回り資産を購入するキャリー取引を縮小する動 きが強まった。

アジアや米国株式相場の下落も、投資家のキャリー取引敬遠につながって いる。住宅着工件数や小売売上高などの米経済指標が予想を下回ったことで、 米国がリセッション(景気後退)に向かっているとの懸念が高まっている。

ANZナショナル・バンクの為替トレーダー、マリー・ヒンドレー氏は、 株式相場の下落が一段と進むなか、「リスク回避姿勢で、NZドルの売りが続 くだろう」との見方を示した。

NZドルはウェリントン時間午前9時40分(日本時間同5時40分)現在、 1NZドル=0.7585米ドル。ニューヨーク時間18日遅くは同0.7599米ドル だった。一時は同0.7565米ドルと、昨年12月21日以来の安値近くまで下げ ていた。対円では、1NZドル=80円93銭と、ニューヨーク時間18日遅くの 同81円20銭から1.4%下落。

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