フマキラー株はストップ高で比例配分、アース薬が筆頭株主との観測で

殺虫剤大手のフマキラー株は前週末比80 円(27%)高の376円ストップ高(制限値幅いっぱいの上げ)で比例配分。な お112万株の買い注文を残した。同業最大手のアース製薬が同社株を市場で買 い集め、筆頭株主になったとの観測が浮上、業界再編などが期待されている。

この日は終日買い気配で、取引終了時に12万2000株が比例配分された。 一方のアース製薬は同5円(0.2%)高の2435円で取引を終了、出来高は2万 2100株に達し、過去5営業日の平均出来高(1万6800株)を上回った。一時 は2.3%高の2485円まで上昇する場面があった。

アース製薬は過去10年以上にわたり、フマキラー株を買い増している。 持ち株比率が5%を超えた2005年12月以降は、財務省の大量保有報告書でフ マキラー株の取得状況などを適宜開示。都合6回にわたって保有比率が上昇し ていることを明かしていた。

19日付の日本経済新聞朝刊は、アース薬がフマキラーの筆頭株主になった と報道。「過去1年、非公式に経営統合を打診してきた」とも伝えた。

これに対し両社は21日朝、それぞれコメントを発表。「正式に経営統合 を申し入れた事実はない」(アース製薬)、「具体的な提案はなく、経営統合 を検討したことはない」(フマキラー)としている。

アース製薬のIR担当者は、ライバル会社の情報収集のために株式を保有 し合うのは業界慣行だと説明、株価上昇をねらった純投資と強調している。

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