民主・鳩山氏、暫定税率撤廃求む-「ガソリン税」争点に国会審議開始

18日召集された第169通常国会は21日 午後、衆院本会議で福田康夫首相の施政方針演説に対する各党の代表質問を 実施し、与野党の論戦がスタートした。

トップバッターで質問に立った民主党の鳩山由紀夫幹事長は「民主党は今 国会を『生活第一ガソリン国会』と位置付けている」と言明。その上で、揮発 油税(ガソリン税)の税率を本来の2倍としている暫定税率に関して、「期限 を迎えた暫定税率は廃止すべきだ」と述べ、暫定税率の撤廃を求めた。

今通常国会の序盤は、揮発油税(ガソリン税)の税率を本来の2倍とし ている暫定税率の存続・廃止を最大の争点に、与野党が攻防を繰り広げる見 通し。

政府、与党は4月1日に始まる2008年度以降の存続を可能にする租税 特別措置法改正案など予算関連法案を2月中旬にも衆院通過させた上で早期 に成立させる方針。これに対して参院で過半数を占める野党は暫定税率の撤 廃を主張して租特法改正案などの審議入りに応じない構え。

憲法60条は、予算案は衆院通過後30日以内に参院で議決されない場合 に自然成立することを規定。政府提出の予算は1999年度分以降、07年度分 まで9年連続で3月末までに成立している。

しかし租特法改正案など予算関連法案にはこの規定がないため、衆参で 与野党の勢力が異なる「ねじれ国会」の状況下、民主党などが態度を硬化さ せれば成立が危ぶまれる。

首相は施政方針演説で、「道路の維持・補修や都市部の渋滞対策など国 民生活に欠かすことのできない対策は実施しなければならない」と主張。 「地球温暖化問題への対応を行うためにも、現行の税率を維持する必要があ る」と表明。

対する野党第一党、民主党の小沢一郎代表は「民主党は地方の道路整備 の財源をきちんと確保しながら、ガソリン税の暫定税率を廃止する活動を国 会で行い、国民に示さなければならない」と対決姿勢を示している。

揮発油税は、税収の全額を道路整備に充てる道路特定財源の一つ。揮発 油税法は、揮発油税の税率を1キロリットル当たり2万4300円と規定して いるが、租税特別措置法では、揮発税法の特例として03年12月1日から08 年3月末まで、2倍の4万8600円とする「暫定税率」が定められている。

--共同取材:廣川高史、坂巻幸子 Editor: Keiichi Yamamura, Hitoshi Sugimoto

参考画面: 記事に関する記者への問い合わせ先: 東京 山村敬一 Keiichi Yamamura +81-3-3201-8656 kyamamura@bloomberg.net 東京 廣川高史 Takashi Hirokawa +81-3-3201-8641 thirokawa@bloomberg.net 東京 坂巻幸子 Sachiko Sakamaki +81-3-3201-7298 Ssakamaki1@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: 東京 大久保義人 Yoshito Okubo +81-3-3201-3651 yokubo1@bloomberg.net 香港 Anthony Spaeth +85-2-2977-6620 aspaeth@bloomberg.net

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE