バンナムH株が一時3%高、円谷プロへ出資-ウルトラマン販売増期待

玩具業界首位のバンダイナムコホールディ ングスの株価が一時、前週末比47円(3.2%)高の1510円まで上昇した。「ウ ルトラマンシリーズ」コンテンツを拡大するため、傘下のバンダイが円谷プロダ クションに出資すると発表。同シリーズのキャラクター製品の売上拡大を期待す る買いが先行した。

バンナムHが21日発表した資料によると、映像コンテンツ制作を手がける ティー・ワイ・オーが100%保有する円谷プロ株式の33.4%を、バンダイが約9 億円で取得。バンダイ、TYO、円谷プロが資本・業務提携を実施することで合 意した。TYOの映像ノウハウ、キャラクターマーチャンダイジングに強みのあ るバンダイが連携することで、息の長い人気を誇るウルトラマンシリーズの関連 ビジネス拡大を狙う。

バンナムH経営管理部の田上朗子氏は「これまでウルトラマン商品化ビジネ スは1年単位での権利更新だったが、今回の資本提携によって今後はより中期に 育てていくことができる」との見通しを語った。

グループ売り上げ100億円がターゲット

バンダイ単体のウルトラマン関連商品の売り上げは、2007年3月期で36億 円。映像パッケージソフトを展開するバンダイビジュアルも含めたグループ全体 では54億円だった。08年3月期はバンダイ単独60億円、グループ全体では80 億円を見込んでいる。「映像作品への出資やイベント協力などを一段と進めて関 連グッズを強化し、まずはグループで100億円をターゲットとしたい」(田上 氏)としている。

バンナムHの株価は買いが先行していたが、景気や企業業績の先行き懸念に よる株式市場全般の急落(日経平均株価は先週末比で一時2.9%安)の影響から、 その後は小幅のマイナスに転じた。また同株式を一部譲渡するTYOはウルトラ マンコンテンツの強化が評価され、一時は値幅制限いっぱいのストップ高となる 50円(28%)高の229円まで買われた。

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