米大統領:1500億ドルの景気拡大策を発表、リスクの高まりを認識(2)

ブッシュ米大統領は18日、米国で高まって いる景気悪化のリスクに対応するため、最大1500億ドル(約16兆円)規模の 景気拡大策を提案した。

ブッシュ大統領は、ポールソン財務長官を含む経済顧問らと非公式の会合を 行った後、ホワイトハウスで記者会見し、「新たな景気拡大策を通過させるこ とが経済の最も差し迫った優先事項だ」と述べた。

記者会見に出席したポールソン長官は、同拡大策が今年約50万人の雇用を 生み出すと語った。ブッシュ大統領によると、ポールソン長官を中心に議会と ともに拡大策がまとめられる。

同大統領は、「ファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)は強くても経済 が悪化するリスクがある」と続けた。同策には企業の税優遇措置や「米国民に 対する直接、かつ早急な所得税軽減措置」が含まれているという。

今回の拡大策について、ポールソン長官は1400億―1500億ドル相当と想定 した。

住宅市場が最大の問題

ポールソン長官は住宅市場が「米国経済のなかで最大の問題」と、従来から の見解をあらためて表明。ブッシュ政権がローン返済の困難な借り手を対象に さらなる救済措置を検討していることを明らかにした。

同長官は、「これまで提示されてきた良い案にはオープンな姿勢で臨んでき た」と語り、「われわれは適切だと考えられる案に焦点を絞っている」と述べ た。

ブッシュ大統領は米議会との協議が続いているため、拡大策の詳細には言及 しなかった。関係者によると政府は、国民一人当たりに800ドル、1世帯に 1600ドルの税還付を検討しているもようだ。

同大統領によると、今回の拡大策は一時的な措置であり、増税は含まれない という。

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