米国債(18日):2年債上昇、利回りは04年来の最低‐2.35%(2)

米国債市場は2年債が上昇、利回りは2004 年以来の低水準に押し下げられた。ブッシュ米大統領が景気刺激策を発表した が、経済がリセッション(景気後退)に陥るとの懸念は緩和されず、債券が買 われた。

2年債と10年債の利回り格差は過去3年で最小になった。米株式相場もブ ッシュ大統領の景気刺激策発表にもかかわらず、下落した。年初からこれまで、 米国債の値上がり率はすべての償還期間について過去20年で最大。市場参加 者は連邦公開市場委員会(FOMC)がフェデラルファンド(FF)金利誘導 目標を大幅に引き下げるとみている。

RBCキャピタル・マーケッツの米国債トレーダー兼ストラテジストのショ ーン・マーフィー氏は、「問題はまだ存在している。財政刺激策はイールドカ ーブをさらにスティープ化させることになる」と語った。

キャンター・フィッツジェラルドによると、2年債利回りは前日比6ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01ポイント)低下して2.35%。2年債価格(表面利 率3.75%、2009年12月償還)は3/32上げて101 22/32となった。

債券利回り低下

今週の債券相場上昇で2年債利回りは14bp低下した。18日は一時、2004 年8月以来の低水準となる2.33%まで低下する場面もあった。過去1カ月間で 利回りは78bp低下。これは1987年以来で最大の低下幅。

10年債利回りはほぼ変わらずの3.63%。週間ベースでは16bp下げた。前 日には3.60%と、2003年7月以来の最低を記録した。

米証券業金融市場協会(SIFMA)の勧告により、18日は2時までの短縮 取引だった。21日はキング牧師生誕記念日で休場となる。

メリルリンチのデータによると、米国債の投資リターンはすべての償還期限 を対象に1月1日以来2.25%と、少なくとも1987年以来で最高を記録した。

米景気拡大策

ブッシュ米大統領は米国の経済成長を維持するためには約1500億ドル規模、 もしくは実質国内総生産(GDP)の1%規模の景気拡大策を「一刻も早く実 施する必要がある」と述べた。

バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長は17日、1000億ドルの財 政刺激策は今年下半期の経済成長に「実質的な」効果をもたらすだろうとの見 解を示した。

0.75ポイント利下げ観測強まる

金利先物市場動向によると、1月30日のFOMC会合までにFF金利誘導 目標が0.75ポイント引き下げられる確率は72%、0.5ポイントの利下げを織り 込む確率は28%だった。

2年債利回りは10年債利回りよりも1.29ポイント低い。利回り格差は2004 年12月以来で最大。イールドカーブのスティープニング化は利下げが見込ま れ、短期債への需要の高さを反映している。

ブルームバーグ・ニュースがまとめた調査によると、3月末までに10年債 利回りは3.87%、2年債は2.87%まで上昇すると見込まれている。

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