欧州債(18日):3週連続で上昇-景気減速懸念で利上げ観測が後退

今週の欧州国債相場は上昇し、3週連続の プラスとなった。米景気減速の影響がユーロ圏にも波及するとの見方から、欧州 中央銀行(ECB)による利上げ観測が後退した。

景気減速懸念の高まりを背景にドイツ2年債相場が上昇し、ドイツ10年債 利回りの2年債に対する上乗せ利回りは拡大。ここ1年半で最大となった。EC B政策委員会メンバーによる今週の発言で、ECBがインフレ警戒のトーンを弱 めつつある兆候が示された。

クレディ・スイス・グループ(チューリヒ)の債券ストラテジスト、カース テン・リノウスキ氏は、「国債相場の見通しは引き続き総じて明るい」と指摘。 「市場関係者は、欧州経済が米景気減速の打撃を受け、ECBが2008年中に政 策金利を引き下げる可能性があるとのシナリオを描いている」と語った。

2年債利回りはロンドン時間午後4時40分までに、前週末比26bp低下し

3.46%と、2006年6月以来の低水準となった。前日比では5bp下げた。同国 債(2009年12月償還、表面金利4%)価格は前週末比0.46ポイント上げ

100.95。

2年債と10年債の利回り格差は50bpに拡大し、2006年7月以降で最大と なった。2年債利回りは年初から50bp強低下したのに対し、10年債利回りは 37bp低下にとどまっている。

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