コンテンツにスキップする

リッチモンド連銀総裁:利下げ検討へ「一段と前向き」、最近の指標で

米リッチモンド連銀のラッカー総裁は18 日の講演後、記者団に対し、景気失速を示す最近のデータを受け、追加利下げ 検討へ「一段と前向きになった」と述べた。

同総裁は「時期が適切ならいつでも利下げを実施する用意がある。過去数 週間の指標で、利下げを検討することに前向きになったのは確かだ。見通しは 明らかに変わった」と語った。

ラッカー総裁の発言により、米連邦公開市場委員会(FOMC)がリセッ ションの危機に対応するため、利下げを実施するとの見方が強まった。バーナ ンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長は17日の議会証言で「一時的な」 財政刺激策が経済成長を支援するのに役立つとの見方を示し、「実効ある追加 行動」を取る用意があると再度表明した。

ラッカー総裁は「物価上昇率は望んでいる水準よりも高く、金融政策の決 定において考慮すべき一因だ。成長が鈍化する際、実質金利が低下することが 望ましい」と述べた。

最も大きなリスク

同総裁はリッチモンドでの講演で、経済成長が続くとの見通しを示しなが らも、設備投資が縮小し、雇用市場がさらに悪化すれば、リセッション(景気 後退)リスクが高まるとの考えを明らかにした。

さらに「成長見通しにとって下振れが最も大きいリスクであるのは明ら かだ」と指摘。「非常に弱い成長とともに新しい年が始まった」との認識を示 した。「景気の一段の減速とさらなる金融緩和」については「非常に可能性が 高い」と述べた。

ラッカー総裁は「住宅不況が続く中、設備投資が失速すれば、リセッショ ンの確率が高まるだろう」と語った。さらに、その確率は「12月の雇用市場の 弱さが続き、個人所得と個人消費の見通しを暗くすれば、高まるだろう」とも 述べた。

フェデラルファンド(FF)金利先物相場はFOMCが30日の定例会合 でFF金利誘導目標を0.5ポイント引き下げ3.75%に設定することを織り込 んでいる。

12月の雇用統計では非農業部門雇用者数は前月比1万8000人増と、 2003年以来の低い伸びにとどまった。住宅建設業者や住宅金融会社、製造業 で雇用が減少し、失業率は2年ぶりに5%まで上昇した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE