午後の日本株は下げ渋る、円高一服と対策期待-不動産はプラス浮上

午後の東京株式相場は急速に下げ渋った。 米国景気後退への警戒が全般根強い中、円相場が対ドルで107円台に入るなど 円高の勢いが一服。米国時間18日に明らかにされる景気刺激策の「基本方 針」への期待も下支えとなっている。トヨタ自動車やみずほフィナンシャルグ ループなど、自動車や電機、銀行などの下げ幅が縮小。半面、三井不動産が上 昇するなど、午前は前日比マイナスだった不動産株指数はプラスへと浮上した。 新日本製鉄がけん引して鉄鋼株指数も上昇。

ちばぎんアセットマネジメントの大越秀行運用部長は、「米国の景況感悪 化は加速している。来週の相場は、実体経済の悪化と政策対応との綱引きが予 想される」と指摘した。

午後零時55分時点の日経平均株価は前日比164円91銭(1.2%)安の1 万3618円54銭、TOPIXは10.83ポイント(0.8%)安の1319.61。東証1 部の売買高は概算で12億4011万株。値上がり銘柄数は509、値下がり銘柄数 は1117。一方、昼休み中の東証立会外では約492億円のバスケット取引が成立 した。

円高勢い一服、GLOBEXは堅調推移

外国為替市場では円高の勢いがやや一服し、午前に106円台前半だったド ル・円相場は午後になって円が107円台まで弱含んだ。

米国の取引時間終了後に発表されたコンピューターサービス最大手IBM の08年通期利益見通しは、1株当たり8.20-8.30ドルとアナリスト予想7.90 ドルを上回った。24時間取引のGLOBEX(シカゴ先物取引システム)ナス ダック100指数先物は基準価格比0.7%高で堅調に推移している。

午後の東証業種別33指数の騰落状況では、値上がり業種が28、値下がり 業種が5。銀行、輸送用機器、電気機器、保険、卸売が安い。不動産、鉄鋼、 機械などは高い。

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