11月の第3次産業活動指数は前月比0.1%上昇-2カ月連続プラス(3

卸売・小売業や金融・保険業といったサ ービス産業の動向を示す第3次産業活動指数は、昨年11月には予想に反して前 月比で2カ月連続上昇した。指数は一進一退を続けているが、比較的堅調だった ことが示された。

経済産業省が18日発表したところによれば、11月の第3次産業活動指数 は 前月比で0.1%上昇した。2000年を100とした指数は110.6(季節調整 値)。ブルームバーグ・ニュースが民間エコノミスト40人を対象に実施した事 前調査では、予想中央値は前月比0.4%低下だった。

第3次産業活動指数は、供給側の国内総生産(GDP)とされる全産業指 数の6割を占める指標。外需と並び景気回復の大きな鍵となる個人消費の動向を 図る上で供給側の統計として注目されている。

発表によると、11月は11業種中、サービス業、医療・福祉業など6業種 が上昇、情報通信業、不動産業など5業種が低下した。経済産業省経済解析室の 久武昌人室長は発表後の記者説明で、「上昇と低下の業種数は拮抗(きっこう) しているが、当月はわずかながらプラスとなった」と述べた。

みずほ証券の清水康和シニアマーケットエコノミストは、発表後のリポート で「上昇した業種が11業種中6業種と2カ月連続で半数を上回った」と指摘。 「10-11月平均は7-9月期(前期比0.2%低下)を0.5%上回り、10-12 月期は2期連続プラスの可能性が高まった」との見方を示した。

結婚式場、競馬場、広告業が好調

業種別にみると、サービス業や医療・福祉業の寄与度が高かった。サービス 業は、大安が多かったことから結婚式場が好調だったほか、8月に馬インフルエ ンザでレースが中止になった後、開催日が増えたことから競馬場も好調だった。 また、東京モーターショーの販売促進・PR関連で広告業も堅調だった。一方、 医療・福祉業は、労働時間が増加したことから上昇した。

07年末に発表された11月の消費関連の指標は、小売業販売額が前年同月 比1.6%増と4カ月連続のプラスとなるなど、「おおむね底堅く推移した」 (みずほ総合研究所の太田智之シニアエコノミスト)とみられている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE