米久株は続落、ロシアの経済成長でハム高騰-採算悪化し業績予想減額

静岡県地盤で総菜などを手がける米久の株 価が6営業日続落。新興国の経済成長を背景に、ハムやソーセージなどの原材料 費が高騰して採算が悪化している。同社は17日、今期(2008年2月期)の連結 営業利益予想を下方修正した。原材料価格は依然として高止まりしていることか ら、今後も採算の改善は難しいとの不安が出ている。

午前9時42分現在の株価は前日比18円(2.1%)安の862円。一時3.2%安 の852円まで下げ、52週安値を更新した。

同社のIR室の青柳敏文氏は「ハムやソーセージなどはデンマークから仕入 れているが、経済が成長しているロシアからの需要が高まっているため、ここ数 年価格が高騰している」と話し、原材料高によって収益環境は厳しいとの認識を 示した。

青柳氏によると、価格上昇が始まったのは2004年ごろ。年間調達コストは 当時と比較して15億-20億円程度上昇しているという。さらに円安進行が加わ って原価率が悪化し、今期の連結営業利益は前期比5.7%減の38億5000万円の 見通しになった。従来予想は40億円だった。ブルームバーグ・プロフェッショ ナルに登録された2人のアナリストの中央予想値39億5000万円も下回った。

原材料高などを理由に今期予想を下方修正したのは3回目。1回目の下方修 正があった07年7月10日以降に同社の株価は下落傾向を強め、前日には2003 年4月下旬以来の安値水準に落ち込んでいた。

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