諮問会議:第2の「前川リポート」作成へ調査会設置を提言-構造改革

政府の経済財政諮問会議(議長:福田康夫 首相)の民間議員は17日夕の会議で、世界経済の構造変化や国際的な資金循環 の動向などを踏まえ、外需主導から内需主導への自律的な経済構造への転換を 検討する専門調査会の設置を提言した。専門調査会が設置されれば、半年程度 で報告書をまとめることになる見通し。

経済構造の転換を提唱した報告書では、1985年のプラザ合意に伴う急激な 円高への対応と巨額の貿易黒字削減を図るため、内需主導の経済成長を訴えた 「前川リポート」がある。同リポートは当時の中曽根康弘首相に提出された。

大田弘子経済財政政策担当相は諮問会議後の会見で、民間議員などから、① 第2の「前川リポート」が今求められている②海外投資家が日本の構造改革の 遅れを懸念している③外需に頼らない構造が必要④内向きの閉ざされた内需拡 大ではだめだ-などの意見が出されたことを紹介した。次回は、大田経財相が 専門調査会の設置などを含めて方向性を示す。

民間議員が提出した資料によると、専門調査会を設置後、議論するテーマ として、①世界の資金の流れとマクロ経済のリスク②持続的成長のための労働 分配率の在り方③成長と格差についての考え方④国際経済環境の変化と政策対 応-などを挙げている。

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