鉄スクラップ:4週連続で最高値更新-韓国向けなど輸出増けん引

日本鉄源協会(東京都中央区)が17日公表した 国内主要3地域での1月第3週の鉄スクラップ平均価格(東京、名古屋、大阪:標準 品H2)は、1トン当たり3万9752円となり、前週比で866円(2.2%)上昇し、4 週連続で最高値を更新した。

10月第3週以降、改正建築基準法の影響による建材需要減を受け7週連続で下落 していたが、世界的な鉄鋼需要拡大を背景に、12月第1週以降は堅調な輸出需要に支 えられ再上昇を続けている。「2008年度の鉄鋼石価格が大幅値上げで決着する見通し が強まり、鉄鋼製品も値上げする公算が大きいため、韓国メーカーを中心にスクラッ プの高値を受け入れやすくなっている」(阪和興業・条鋼建材第一部の井沢亮一課 長)。

新日鉄建材営業部の藤原知貴・建築建材グループリーダーは16日、記者団に対し て、「サブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)問題で米建材需要が縮 小しているのを除き、中国やロシア、トルコでの鉄鋼生産は拡大を続けており、鉄ス クラップの需給逼迫(ひっぱく)はしばらく続く」との見方を示した。

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