中国人民元:反落-人民銀が元上昇を見込んだ投機の抑制狙うとの観測

中国の外国為替取引では、人民元がドルに対し 5営業日ぶりに反落。中国人民銀行が人民元の上昇を見込んだ投機を抑制するため に、相場の上下双方向の動きを目指すとの観測が広がった。

人民銀は17日、人民元中心レートを5営業日ぶりに前日終値を下回る水準に 設定した。前日の欧米市場でユーロや円など人民元相場の基準となる通貨バスケッ トを構成する通貨が下落したことも、人民元の対ドルでの下落につながった。

スカンディナビスカ・エンスキルダ・バンケン(SEB)のチーフ為替ストラ テジスト、マグナス・プリム氏(シンガポール在勤)は、「人民元の全体的なトレ ンドは極めて明確だが、中国は若干ながら日々の双方向の動きを望んでいる」と述 べた上で、「人民元の柔軟性は今年、さらに拡大するだろう」と語った。

中国外国為替取引システム(CFETS)によれば、人民元は上海時間午後5 時半(日本時間同6時半)現在、前日比0.22%安の1ドル=7.2485元と、先月6 日以降で最大の下げとなった。年初来では0.8%高と、2005年7月のペッグ(連 動)制廃止後では1年の始まりとしては最良となっている。

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