ウォール街:07年ボーナスは過去最高、4兆円強-株価下落と対照的

ウォール街の5大証券会社の2007年のボー ナスは計390億ドル(約4兆1530億円)と、過去最高だった。同年は5社中3 社が過去最悪の四半期赤字を計上し、株価下落で株主は800億ドル超を失った。

ゴールドマン・サックス・グループ、モルガン・スタンレー、メリルリン チ、リーマン・ブラザーズ・ホールディングス、ベアー・スターンズの5社の 従業員18万6000人に支払われ報酬の合計は656億ドル。このうち60%が賞与 として計算すると、ボーナスの合計は390億ドルとなり、業界利益が過去最高 だった06年の360億ドルを上回る。

米国のサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン危機のなかで5 社の株主価値は07年中に25%減少し、5社は合わせて少なくとも6200人の人 員削減を発表している。米景気は減速し失業率が上昇、住宅差し押さえは過去 最悪のペースで発生している。

幹部人材あっせん会社ボイデン・グローバル・エグゼクティブ・サーチの マネジングディレクター、ジーン・ブランソーバー氏はウォール街の高報酬に ついて、「多くの人がショックを受け疑問を抱くだろう」が、「ニューヨークの 投資銀行業界の人間は、良い報酬を示さなければ本当に優秀な人材が失われる ということをよく理解している」と話した。

ウォール街のボーナスの1人当たり額21万9198ドルは、米国勢調査局が 算出した米家計の06年平均所得の4倍を超えている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE