米ブラックロック:10-12月期は90%増益、手数料収入ほぼ4倍

米投資会社ブラックロックが17日発表し た2007年10-12月期(第4四半期)決算では純利益が前年同期比90%増え、 アナリスト予想を上回った。ヘッジファンドなど運用成績ベースの手数料収入 がほぼ4倍になり、買収で資産が増えたことが寄与した。

純利益は3億2240万ドル(1株当たり2.43ドル)と、前年同期1億 6940万ドル(同1.28セント)から増加した。

共同創設者のローレンス・フィンク最高経営責任者(CEO)率いる同社 はこれまで、メリルリンチの投資部門とクエロス・グループの部門の買収で総 資産を1兆4000億ドルと倍増。5四半期連続での増益を達成した。

第4四半期の運用成績ベースの手数料収入は1億5300万ドルと、前年同 期の4000万ドルから増加した。運用基準(ベンチマーク)を超える好成績を 残したことが寄与し、特にエネルギーと債券市場で運用するヘッジファンドが 好調だった。同四半期中にブラックロックは307億ドルの新規資金を獲得した。

フィンク氏はインタビューで「運用成績という面ではすばらしい年となっ た。多くのファンドが成功を収めた。2007年には天然ガスや原油、金属が好 調だったが、08年もその流れが続くだろう」と述べた。

ブラックロックはメリルリンチの投資部門を06年9月に買収。07年10 月にはクエロス・グループの部門買収を完了し、200億ドルを超えるヘッジフ ァンド資産を加えた。その結果、第4四半期の総収入は42%増の14億ドルと なった。

ブルームバーグが集計したアナリスト3人の1株当たり利益予想は2.18 ドルだった。特別項目を含んだベースの一株利益は2.52ドルと、アナリスト 予想の2.15ドルを上回った。

株価は前日比1.25ドル高の204.95ドルで終えた。一時は217.98ドル まで上昇した。過去1年では20%高と、ラッセル1000金融サービス指数の 29%安を圧倒している。

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