NEC:携帯基地局向け超小型通信システム、伊ウィンドに供給(2)

NECは17日、住友商事とともに、マイ クロ波を使った携帯電話基地局用の超小型通信システム「パソリンク・NE O」を、イタリアの大手携帯電話事業者ウィンドに供給する包括契約を結んだ、 と発表した。NECは同システムの海外展開を加速、昨年12月にはポーラン ド最大の通信事業者ネティアへの大規模供給を発表している。

NECは発表文で「パソリンク NEO」は、通信量が増えてもソフトウ エアの更新で対処でき、ハード追加の必要がないなどと強調。こうした利点が ウィンドにも評価されたとしている。ウィンドの2006年末時点での契約者数 は1500万人以上で、イタリア市場で18%以上のシェアを保有。ウィンドは03 年6月にNTTドコモと技術提携、現在はインターネット接続サービス「iモ ード」をイタリアで展開している。

遠藤信博執行役員の説明によると、06年度に20万台弱だったパソリンク の出荷台数は、07年度は約1.5倍の30万台程度に増える見込みで、08年度は さらに10-20%の増加を見込んでいる。アジアや中東、アフリカなどで引き続 き「旺盛な需要」が見込めるのに加え、携帯電話の第三世代への移行によるデ ータ伝送の大容量化が進むためという。07年末の累計出荷台数は約78万台だ った。

同システムは131カ国向けに出荷しており、契約企業は約700。同社によ ると、調査会社スカイ・ライト・リサーチの統計で、同社の超小型マイクロ波 通信システムの世界シェアは07年7-9月期に31.2%と、1980年代前半の事 業開始以来、初の首位に立った。遠藤氏によると、2位はスウェーデンのエリ クソン、3位はフィンランドのノキア・シーメンス・ネットワークスで、NE Cは当面30%台のシェア維持を目標とする。

NECの株価終値は前日比9円(2.2%)高の428円。

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