アサヒが7年連続シェア首位-07年ビール類出荷数量は過去最低(3)

ビール大手各社が17日発表した2007年のビ ール類(ビール、発泡酒、第3のビール)の課税出荷数量のシェアは、アサヒビ ールが僅差でキリンビールを上回り、7年連続で首位を死守した。昨年3月に発 売した糖質ゼロの発泡酒「スタイルフリー」の好調などが寄与した。ただ、大手 5社全体の出荷数量は3年連続で過去最低を更新した。

アサヒの出荷数量は同0.1%増の約1億8824万ケース、シェアは37.94%だ った。2位のキリンビールは同0.05%増の1億8730万ケースで、シェアは

37.75%。その差わずか約94万5000ケースだった。

3位のサッポロビールはシェアが12.5%、4位のサントリーは11%だった。 サントリーはサッポロとのシェア差を過去最小の1.5ポイントまで縮め、2年連 続で過去最高を更新した。高価格帯ビール「ザ・プレミアムモルツ」や第3のビ ール「金麦」が好調だった。

2年連続で5億ケース割れ

また、課税出荷数量の合計は、06年と比べ0.3%減の4億9608万ケース(1 ケースは大瓶20本換算)となり、各社が現行の集計を始めた1992年以来、2年 連続で5億ケースを割り込んだ。構成比で2割を占める第3のビールが前年を上 回ったものの、ビールと発泡酒が前年を下回った。健康志向の高まりや若者のビ ール離れ、飲酒運転に対する社会的な批判が強まったことも影響した。

内訳は、第3のビールが同4.4%増の約1億36万9000ケースと伸びたが、 発泡酒は同2.5%減の約1億2166万7000ケース、ビールが同0.9%減の約2億 7404万4000ケースだった。

12月実績は7%増

12月のビール系飲料の課税出荷数量は前年同月比7.0%増の5398万5000ケ ースで、2カ月ぶりにプラスとなった。内訳は、ビールが同4.1%増の3233万 3000ケース、発泡酒は同4.4%増の1178万4000ケースとなり、ビールは2カ月 ぶり、発泡酒は8カ月ぶりに前年を上回った。第3のビールは同21.7%と大きく 伸び、986万8000ケースと3カ月連続でプラスとなった。

ビール酒造組合と発泡酒の税制を考える会、加盟5社(サッポロビール、ア サヒビール、キリンビール、サントリー、オリオンビール)が17日に課税出荷数 量を発表した。

各社の株価は、サッポロホールディングスが前日比2円(0.2%)高の871円、 アサヒは同13円(0.7%)安の1750円、キリンホールディングスは同19円 (1.2%)高の1618円。(午後1時9分現在)

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