米国食料価格:07年は4.9%上昇、90年以降で最大-乳製品高騰

エネルギー価格が高騰し、穀物や家畜、乳 製品の生産が世界の需要拡大に追いつかない状況となったため、米国の2007年 の食料価格の上昇率は4.9%と、1990年以降で最大となった。

米労働省が16日に発表したリポートによると、米国の07年の食料価格の上 昇率は、06年の2.1%の2倍以上となった。食料の小売価格は5.6%、乳製品は

13.4%上昇した。

エネルギーや小麦などの商品相場が過去最高水準に達するなか、米シリアル メーカー大手のケロッグやゼネラル・ミルズなどの企業は、製品の値上げに踏み 切った。食料価格の上昇は、日本やアルゼンチン、インドなどの国々でも加速し ている。米国では、食料価格の上昇により食費以外の出費の削減が進む可能性が ある。

ノースカロライナ州立大学のマイケル・ウォールデン教授(経済学)は「食 費が増えれば、人々は食料を節約したり出費のうち切り詰められる部分を見つけ たりして食費の増加分を相殺する」と指摘。「娯楽や電化製品、高級衣料品、休 暇費用が削減される可能性が高い」との見方を示した。

米労働省によると、07年の米国の食料価格のうち最も上昇率が高かったの は乳製品で、牛乳は19.3%値上がりした。野菜・果物の価格上昇率は5.9%、シ リアル・ビスケット類が5.4%、パンは10.5%となっている。

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