スイスのノバルティス10-12月:減益,人員削減費用響く-自社株買いへ

スイス製薬最大手のノバルティスが17 日発表した2007年10-12月(第4四半期)決算は、人員削減に伴う費用が 響き、前年同期比減益となった。同時に、100億スイス・フラン(約9800億 円)規模の自社株買い計画を発表した。

純利益は9億400万ドル(1株当たり41セント)と、前年同期の16億 5000万ドル(同67セント)から45%減少した。ブルームバーグ・ニュース が5人のアナリストを対象にまとめた調査では、15億ドルが見込まれていた (予想中央値)。売上高は前年同期比5.7%増の99億ドル。

売上高の伸び低迷を受け、同社は向こう2年間で2500人の削減を進め、 10年までに年間16億ドル(約1700億円)の節減を目指す。昨年は大きな売 り上げが期待される糖尿病の新薬投入の遅れが足かせとなったのに加え、ジェ ネリック(後発医薬品)との厳しい競争にさらされてもいる。

ノバルティスは昨年12月時点で、リストラ費用として4億5000万ドル を計上する方針を示した。また、07年10-12月期と08年1-6月(上期) は、米国部門から「大きなマイナスの影響」を受けるとの見通しを示していた。

昨年、同社株は12%下落し、ブルームバーグがまとめる欧州医薬品株指 数の構成銘柄のなかで、下落率は上位3位だった。16日のチューリヒ市場で、 同社株は0.50フラン(0.8%)安の61.25フランで終了。

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