米NFL:ゴールドマンのランキング1位アナリストをCFOに起用

全米プロフットボールリーグ(NFL) は16日、米証券大手ゴールドマン・サックス・グループの著名アナリスト、 アンソニー・ノト氏(39)を最高財務責任者(CFO)に起用すると発表した。

米陸軍士官学校時代、アメリカンフットボール選手だったノト氏は1999 年にゴールドマンに入社、雑誌インスティチューショナル・インベスターのイ ンターネット業界担当アナリスト・ランキングで、2003年から07年まで1位 に君臨した。同氏はゴールドマンのコミュニケーション・メディア・エンタテ インメント・チームの責任者も務めていた。NFLの広報担当、グレッグ・ア イエロ氏によれば、CFO職は5年間空席だった。ノト氏は2月から財務と戦 略を担当する。

陸軍士官学校のアメフトチームでラインバッカーだったノト氏は、陸軍レ ンジャー部隊に所属した経歴を持ち、ペンシルベニア大ワートン校で経営学修 士(MBA)を取得。ゴールドマンに入社する前は、リーマン・ブラザーズで アナリストを務めていた。03年にマネジング・ディレクターに昇進し、翌年に はパートナーとなった。ノト氏の前にも、ゴールドマンの著名バンカー3人が スポーツ界への転進を果たしている。

レッグ・メイソン・キャピタル・マネジメントの調査ディレクター、ラン ディ・ベフーモ氏は「NFLが上場株や未公開株の購入に関心があるのなら、 ノト氏の起用は面白いものになるだろう」と指摘した。

NFLのコミッショナー、ロジャー・グッデル氏は発表資料でノト氏につ いて、「彼の幅広い経験やメディア業界の知識、それに戦略的な組織能力は、 NFLと各チームにとって大きな財産となるだろう」と語った。

ゴールドマンのリポートによれば、ノト氏の担当企業は3人のアナリスト が分担することになる。投資判断や見通し、目標株価はすべて据え置かれる。

ノト氏がゴールドマンに入社したてのころ、一緒に働いた経験があるベフ ーモ氏は「アメフトファンなら誰にとっても、NFLで働けるのは素晴らしい ことだ」と述べた上で、投資家向け会議を計画し開催するノト氏の能力を惜し んで、「彼はただ人を集められるという以上に、優れた会議を作り出すことが できたので、この点はちょっと残念だ」と語った。

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