午後の日本株は伸び悩み、新興国関連失速で指数が一時下げ-中国株安

午後の東京株式相場は、TOPIXと日 経平均株価がともにマイナスに転じる場面が見られた。米国景気や為替市場に 対する警戒が払しょくされず、円が再び強含みとなったことでトヨタ自動車な ど輸出関連株の上げが縮小。中国の代表的な株価指数であるCSI300指数が 午前の取引終了後に急落しており、三井物産が下げ幅を広げてコマツは午後に 下落に転じるなど、新興国関連株にも売りが増加傾向だ。

豊証券の菊池由文取締役は、「昨年7月からの下落局面は最終局面に入っ ている」と指摘。上値は重いものの、下げによって利益を生むポジションも積 み上がっているとし、「大きく下値を売られるほどの状況にはない」(同氏) と見ていた。

午後1時3分時点の日経平均株価は前日比9円81銭(0.07%)安の1万 3494円70銭、TOPIXは1.31ポイント(0.1%)安の1301.06。東証1部 の売買高は概算で15億49万株。値上がり銘柄数は955、値下がり銘柄数は 680。

一方、昼休み中の東証立会外では約658億円のバスケット取引が成立した。

午後の外国為替市場ではドル・円相場が1ドル=106円に入った。上海証 券取引所と深セン証券取引所の人民元建てA株に連動しているCSI300指数 は、午前11時時点では前日終値近辺で推移していたが、午後は前日比3.1%安 の5335まで売り込まれた。

このほか、日本製紙グループ本社などパルプ・紙株、任天堂などその他製 品株、武田薬品工業など医薬品株も安い。

これに対し、不動産や鉄鋼、建設などの上昇傾向は続いている。三井鉱山 などの石炭関連銘柄も高い。

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