訂正:フィッチ、商業用不動産ローン関連のCDO84億ドルを格下げも

格付け会社フィッチ・レーティングスは16 日、住宅ローン市場以外でもローンの焦げ付きが増えるとして、商業用不動産 ローン関連の債務担保証券(CDO)84億ドル(約9000億円)相当の格付けを 引き下げる可能性を明らかにした。

発表によると、格付けの低いトランシェの「Bピース」で構成されるCD O18銘柄の188のトランシェを格下げ方向で見直す。そのなかには、格付けが 「AAA」の証券が32億ドル相当含まれている。商業用不動産担保証券(CM BS)の裏付けとなるローンのデフォルト(債務不履行)や損失の拡大が見込 まれるため、CDOの信用は低下しているもようだ。

フィッチによると、ローンの借り手にとって借り換えが一段と難しくなっ ていることから、ローン焦げ付きが増える恐れがある。商業用不動産価格の上 昇が止まることに加え、市場で安全資産とされる国債以外への投資が敬遠され ていることで金融機関が融資姿勢を厳格化することが影響するという。

フィッチのアナリスト、カレン・トレバック氏(ニューヨーク在勤)らは 発表文で、「CMBSの裏付けとなるローンの実際の損失はこれまで何年間も 極めて低水準だった」とした上で、「向こう数年間は延滞、焦げ付き、損失が 大幅に増えることが予想される」と指摘した。

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