クレディ・スイス河野氏:利下げある場合、今の金利低過ぎることない

クレディ・スイス証券債券調査部長の河野 研郎氏は17日、ブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、債券相場の見 通しについて以下のようにコメントした。

きょうの債券相場について:

「昨日は株式市場の大幅下落や、ドル・円相場が一時105円台に入るなど材 料があった。そういう動きがあっただけに、きょうは比較的落ち着いた動きにな ると思う」

「前日の海外市場は米国金利、特に長い方が少し上がり、ドイツ国債市場は 手前の金利の方が低下した。そこから大きな影響を受けることはないだろう」

「これからの推移を見なければいけない。金利水準が過去数カ月と比較すれ ば低いところに来ているは事実で、これからを見極めることになる」

新発10年債利回りと先物の予想レンジについて:

「先物は前日終値138円21銭をはさんで138円00銭から138円40銭程度 の値幅にとどまるのではないか。10年債利回りも大きな動きはなく、1.36%か ら1.40%といったところではないか」

最近の金利低下を受けて:

「過去数カ月と比べれば金利低下が進んだのは事実だが、OIS(オーバー ナイト インデックス スワップ)金利でもみられるように、市場ではこれから全 く利下げを排除しては考えられないことを想定しながら動き始めている。仮に利 下げがあった場合、5年債利回り0.85%は十分に高いとの認識も持たれるので、 今の金利水準が低すぎることはないと思う」

「一昨日の日銀支店長会議で景気判断が下方修正され、来週の金融政策決定 会合で昨年12月に続いてさらに景気判断が下方修正されるのか。同時に展望リ ポートの中間評価でどれぐらいの下方修正が進むのか。また今後にどれぐらいつ ながるかを見極めたい」

「海外の材料としては、前日に日本株が大きく落ちたが、新興国市場と言わ れるアジア株も下落し、欧州、米国株でも続いた。デカップリング議論に疑問を 投げかけるものとなった。そういうことになれば、悲観論が一層高まることにな る」

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