S&P:金融保証会社格付け再度見直しへ-サブプライム損失予想拡大

格付け会社のスタンダード・アンド・プア ーズ(S&P)は16日までに、金融保証会社の格付けの見直しを新たに開始す る方針を明らかにした。S&Pは1カ月前に各社の「AAA」格付けの据え置 きを決めていたが、米国のサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン 関連の損失が同社の従来予想以上に拡大するとの見通しから、あらためて見直 すことにした。

S&PはMBIAやアムバック・ファイナンシャル・グループが、保証し ている住宅ローン担保証券の格下げに対応できる十分な資本力があるかどうか を査定する。広報担当のミミ・バーカー氏によると、見直しは1週間以内に完 了する予定。

S&Pは2006年に実行されたサブプライムローンの貸し倒れ率が19%に達 すると予想している。住宅価格がこれまで考えていた以上に下落しつつあるこ とから、従来の14%から予想を修正した。これに伴い、住宅ローン担保証券お よび金融保証会社の格下げの確率は高まる。

JBハナウアーの地方債アナリスト、リチャード・ラーキン氏は「格付け 会社も金融保証会社と同じくらい信用をなくした」として、格付け会社は「サ ブプライム住宅ローン市場についての見解を、毎回くるくると変えている」と 苦言を呈した。

07年12月19日に完了した見直しでは、MBIAとアムバック、セキュリ ティー・キャピタル・アシュアランス、CIFGファイナンシャル・ギャラン ティーのAAA格付けを据え置き、見通しを「ネガティブ(弱含み)」として いた。

S&Pは15日、貸し倒れ率予想を引き上げ、新たな予想は「米住宅価格が 従来予想されていたよりも大きく下落し、米住宅市場の低迷が従来予想よりも はるかに長引くとの共通認識の広がりを反映した」と説明した。

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