人民元:対ドルでの上昇続く-中国が景気沈静化に元活用との観測

中国の外国為替取引では、人民元がドルに対し 続伸。2005年7月のペッグ(連動)制廃止後では1年の始まりとしては最良とな っている。中国が景気沈静化に向けた措置の1つとして人民元を活用するとの観測 が広がった。

人民元はペッグ制廃止後の最高値で取引された。中国政府は政策金利と預金準 備率の引き上げに加え、投資抑制と余剰資金削減に向け人民元相場を利用している。

ソシエテ・ジェネラル(香港)の為替ストラテジスト、パトリック・ベネット 氏は「短い期間に人民元が一段と上昇することを容認したのは、引き締めプロセス の一環だ」と指摘し、「これは理に適ったことで、経済を引き続きコントロールで きる」と語った。

中国外国為替取引システム(CFETS)によれば、人民元は上海時間午後5 時半(日本時間同6時半)現在、前日比0.13%高の1ドル=7.2324元。年初来で は1%高となった。この時期の年初来上昇率は07年が0.2%、06年が0.05%だっ た。

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