金融保証会社MBIAの社債、一時12%安-さらに増資必要との懸念

金融保証会社MBIAが先週発行した社債 (サープラスノート)が16日、一時12%安と急落した。資本不足でさらなる増 資が必要になるとの懸念が背景にある。

格付け「AA」の同銘柄は一時、額面1ドルに対して88.5セントまで下落 した。ブルームバーグ・データによると、この価格での利回りは18%相当とな る。15日の価格は97.5セントだった。

MBIAは1月11日に、「AAA」格付け維持を目指して社債発行で10 億ドル(約1100億円)を調達した。格付け会社フィッチ・レーティングスは16 日、MBIAの格付けを据え置くと発表したものの、米国のサブプライム(信 用力の低い個人向け)住宅ローン関連損失への投資家の懸念は消えていないと、 サンノ・ポイント・キャピタル・マネジメントのアナリスト、ピーター・プラ ウト氏は指摘する。

同氏は電子メールで「貸し倒れ損失の増加見通しは、金融保証会社と住宅 ローン保証会社の今後数四半期の見通しが明るくないことを示唆している」と して、「格付け会社は現実に即して格付けを変更する必要があるかもしれない」 との見方を示した。

金融保証会社は保証を提供している証券化商品の価値低下を受けて、格付 け会社から資本増強を求められている。

サープラスノートはハイブリッド債で、州当局はこれを株主資本として認 める。MBIAの25年債は2013年までは固定利付きで、償還されなければそ の後は変動利付きとなる。88.5セントは早期償還期日までの利回りが約18%で あることを意味する。これは2012年12月償還の米国債の利回りを15ポイント 上回る。発行時のスプレッドは11ポイントだった。

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