欧州債:10年債上昇、利回りは7週ぶりの4%割れ-景気減速観測で

欧州国債相場は上昇。ドイツ10年債利回り は7週間ぶりに4%を下回った。米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅 ローン問題で経済成長が減速するとの懸念が広がったことが背景。

また金融機関が抱える信用関連の損失がさらに拡大するとの見方から、世界 的に株価が下落、これを背景に安全投資としての国債需要が高まった。

欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メンバー、ルクセンブルク中央銀行の メルシュ総裁は16日、ユーロ圏の景気下振れリスクが高まっていると指摘。こ れを受けて、ドイツ10年債利回りは10カ月ぶりの低水準まで低下した。

ロイヤル・バンク・オブ・カナダの債券ストラテジスト、リチャード・マク ガイアー氏(ロンドン在勤)は、「欧州国債にはかなりの割安感が出ているため、 投資家は強気になれる材料を待ち望んでいる」と指摘。「米景気見通しのさらな る悪化で欧州経済への下振れリスクが一段と拡大し、国債相場がさらに上昇する 余地があるとの観測が広がっている」と語った。

10年国債利回りはロンドン時間午後4時41分までに、前日比5bp下げ

3.97%となった。同国債(2018年1月償還、表面金利4%)価格は0.38ポイン ト上げ100.19。2年債利回りは10bp低下し3.54%だった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE