12月の英失業者数:75年来の低水準、6400人減-失業率2.5%(2)

英政府統計局(ONS)が16日発表した昨年 12月の失業統計(季節調整済み)によると、失業者数は失業手当申請ベースで前 月比6400人減の80万7700人と、1975年以来の低水準となった。英経済の3年ぶ りの高成長を背景に企業が雇用を拡大した。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト28人の調査中央値では 5000人減と見込まれていた。12月の失業率は2.5%と、75年以来の低水準に並ん だ。

今回の雇用統計は、信用コストの上昇により景気減速が顕著となる以前、雇用 拡大を促すには英経済が十分堅調だったことを示した。1992年のリセッション (景気後退)以来の住宅市場低迷の影響で個人消費が鈍化する恐れがあることから、 エコノミストらはイングランド銀行が2月に利下げすると予想している。

フォルティス銀行のシニアエコノミスト、ニック・コーニス氏(アムステルダ ム在勤)はインタビューで「年内に雇用市場は軟化するだろう」と述べた上で、 「まだ確かなデータで確認するには時期尚早だが、政策金利は今年、5%で底打ち するだろう」との見通しを示した。

イングランド銀は先月、景気減速への懸念から政策金利を0.25ポイント引き 下げ5.5%とした。同行は英経済成長率は今年約2%と、2007年の3%から景気が 減速すると見込んでいる。英国立経済社会研究所(NIESR)は12日、昨年10 -12月(第4四半期)の経済成長率が0.5%と、2年ぶりの低成長になったと発表 した。

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