英ファンド:Jパワー株、20%上限に買い増しへ-政府には反論(2)

英投資ファンド、ザ・チルドレンズ・インベストメ ント・ファンド(TCI)は16日、電源開発(Jパワー)への出資比率を現在の9.9% から20%を上限とする水準まで引き上げる方針を表明した。

外国資本による国内電力会社への10%以上の出資は外国為替及び外国貿易法(外為 法)で規制されており、財務大臣と経済産業大臣の許可が必要。同ファンドの発表資料 によると、TCIは既に政府に届け出を提出したという。

TCIは発表資料の中で、「Jパワーへの投資により国家安全保障上への懸念が生 じるとは考えていない」と、昨年12月の甘利明経産相の発言に反論。ただ、この懸念払 拭のため上限を20%に設定したと強調した。また、原子力発電所や送電線設備の運営に 関する株主総会決議では追加取得した株式で獲得する議決権は行使しないとしている。

さらにTICは、欧米では外資による電力設備の所有は一般的であり、Jパワーを 含む国内電力会社や商社も「海外の電力事業者に対して大規模な投資活動を行っている」 と付け加えた。

Jパワーの株価終値は前日比140円(3.8%)高の3850円。

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