小沢氏:衆院選で政権奪取、「最後の決戦に政治生命」-民主大会(3)

民主党は16日、神奈川県横浜市内で党大 会を開催した。小沢一郎代表は党員を前にあいさつし、次期衆院選について、 「今年こそ、その年だ。衆院選で勝利しなければならない」と言明。「政治を 国民の手に取り戻して社会を根本から変えるためには政権を変えるしか方法は ない」と語り、2007年夏の参院選に引き続き、08年中に見込まれる衆院選で の与野党逆転、民主党政権の樹立に強い決意を表明した。

小沢氏は政権交代に「政治生命を懸けることを誓う」と述べるとともに、 衆院選は「政治家として最後の戦いだ」と語り、政権奪取に向けて退路を断つ 考えを示した。

政治評論家の森田実氏は、小沢氏が次期衆院選に政治生命を懸けると述べ たことについて、「有権者の心には響かない。民主党議員は、党が分裂するこ とを恐れて黙っているだけだ。党内でも、小沢の指導力や信頼は非常に衰えて いる」と分析。「小沢氏の大げさな演出はもう信用ならない」と語った。

野党過半数割れなら敗北-政界引退強く示唆

小沢氏は党大会終了後の記者会見で、衆院選の勝敗ラインについて、「民 主党単独で過半数を取るのがベストで第1の目標だ。野党協力して過半数を取 るのが第2の目標だ。それが達成できないのは負けたということだ」と述べ、 野党で過半数を確保できない場合でも敗北になるとの認識を示した。

その上で、「ここで民主党が勝利できなければ、国民にとっても最後の重 要な選挙だ」と語り、「いろんな意味で、最後の選挙、最後の決戦だ」などと 繰り返し、衆院議員でもある自らが敗北したと判断すれば、党の代表職の辞任 のみならず、次々回の衆院選に立候補せずに政界から引退する可能性を強くに じませた。

同党は16日午後の大会で、国民の審判を受けていない福田康夫政権に対し て早期の衆院解散を促すとともに、「総選挙に勝利し、民主党中心の小沢政権 をつくることによって政権交代を実現する」との決意を明記した08年度活動 方針案を採択した。

活動方針を提案した鳩山由紀夫幹事長は、政府が揮発油税などの税率を本 来の約2倍に引き上げている暫定税率を4月1日に始まる08年度以降も維持 する方針を示していることに関して、「暫定税率の撤廃を打ち出す中で、地元 の皆さんにまったく迷惑を掛ける予定はない」などと語り、暫定税率の撤廃を 目指す方針を表明するとともに、同党が目指す地域活性化も実現する意向を示 した。

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