昭和シェル株が52週安値、精製販売専業の構造にリスク-格下げの動き

昭和シェル石油の株価が、午前の取引中に 一時71円(6.6%)安の1003円まで下げ、下落率は昨年8月10日(7.5%)以 来、5カ月ぶりの大きさとなった。モルガンスタンレー証券のアナリスト、ラリ ータ・グプタ氏は15日付けの投資家向けレポートで、石油精製販売専業の事業 構造のため、原油コストの影響で中期的に業績低迷リスクがあることや、PBR (株価純資産倍率)が割高なことなどから、投資判断を「UNDERWEIGHT」に引き 下げており、業績や株価の先行きを不安視した売りが先行している。

グプタ氏はレポートの中で、昭和シェルについて「精製販売専業であり、石 油事業の赤字継続が直接業績に影響する事業構造をネガティブ評価する」と指摘。 石油事業の低迷により、2007年12月期の営業利益は、会社予想の770億円(前 年比3.6%増)を下回り、694億円(同6.6%減)になる見通しだという。

さらに、PBRが約1倍と、新日本石油や出光興産と比較して割高であるこ とに加え、08年12月期も在庫評価益の減少と精製販売事業の減益が響いて営業 利益が大幅に減少するため、「PERが大幅に切り上がる」(グプタ氏)点もマ イナス要因との認識を示している。

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