【個別銘柄】半導体、自動車、日平ト、レナウン、Jパワ、東電、山下

16日午前の日本株市場における主な材料 銘柄の動きは次の通り。

新光電気工業(6967)、イビデン(4062)など半導体関連株:新光電工は 前日比一時15%安の1590円まで下げ、2005年7月29日以来の安値水準とな った。半導体最大手、米インテルが15日発表した2008年1-3月(第1四半 期)の売上高見通しがアナリスト予想に届かず、関連銘柄の売りにつながった。 インテルの株価は時間外取引で一時15%安まで急落していた。

トヨタ自動車(7203)やホンダ(7267)など自動車株:トヨタは4%安の 5310円まで売られ、2005年11月以来の安値水準。午前の東京外国為替市場で は、ドル・円相場が1ドル=106円台後半と約2年半ぶりのドル安・円高圏。 前日発表された米国の小売売上高が市場予想を下回ったほか、米銀最大手シテ ィグループの業績悪化を受け、米国景気の後退懸念が一段と強まっている。

日平トヤマ(6130):12%高の910円の水準でストップ高買い気配。建設 機械世界第2位のコマツが東証2部上場の工作機械メーカー、日平トヤマの株 式公開買い付け(TOB)を実施する議案について、両社は16日に開催する 取締役会に付議するとそれぞれ発表した。コマツは昨年10月、東洋紡績から 日平トヤマ株20.4%を買い取る形で資本参加し、筆頭株主になることで合意 したと発表していた。コマツの午前終値は4.5%安の2440円。

レナウン(3606):16%安の535円の水準でストップ安売り気配。個人消 費の低迷によって秋冬物衣料が低調に推移したうえ、持分法適用会社の清算に 伴う特別損失も計上したため、同社は前日、今期(08年2月期)の連結業績 予想を黒字から赤字に変更した。業績悪化を受けて売り圧力が強まった。

電源開発(Jパワー)(9513):午前終値は3.8%高の3850円と4営業 日ぶりに反発。筆頭株主の英投資ファンド、ザ・チルドレンズ・インベストメ ント・ファンド(TCI)が電源開発株を現状の9.9%から20%まで引き上げ る意向との報道を受け、買い主体の登場による株価の先高期待が広がった。

東京電力(9501)など電気・ガス株:東電は一時2%高の2820円と反発。 東証電気・ガス指数は一時3%以上の上げとなり、全体相場が下落する中、相 場を下支えした。みずほインベスターズ証券の河内宏文アナリストは「米国や 新興国の経済見通しがあまりよくないため、投資資金がデフェンシブ銘柄にシ フトしている」と指摘していた。

パシフィックマネジメント(8902):一時10%安の8万7100円とストッ プ安。今期(2008年11月期)業績予想で利益率が鈍化する見通しが示され、 業績拡大期待が後退。同業のアセット・マネジャーズが前週に今期業績予想を 下方修正して以来、米サブプライム問題が同セクターに影響を与えているとの 見方が強まっている。ダヴィンチ・アドバイザーズやケネディクスなど関連銘 柄も軒並み下落。

オンリー(3376):一時6.6%安の7万500円まで下げ、連日で上場来安 値を更新。15日公表の2007年9-11月期(第1四半期)業績で、既存店販売 高が計画通り順調に推移していることが確認できたものの、株式相場全体の先 安観が強く、海外投資家の持ち株売却が警戒された。

魚喜(2683):一時4.6%安の165円と大幅反落。魚価高に加え、他社で 食品表示偽装が判明して消費者の生鮮食料品の購入意欲が減退。年末年始商戦 の販売が大きく落ち込んだことから、同社は前日に今期(08年2月期)連結 最終損益予想を黒字から赤字に変更した。個人消費の先行き不透明感から業績 に対する弱気の見方が強まり、売りが先行した。

明治製菓(2202):午前終値は0.4%安の465円と小幅続落。中堅飲料メ ーカーのポッカコーポレーションと資本業務提携し持分法適用会社にすると 15日に発表したが、出資比率が中途半端で、両社で組む利点が見えにくいと の見方が多く、買いが限定された。

昭和シェル石油(5002):一時6.6%安の1003円と大幅下落し、2005年 5月20日以来の安値水準となった。モルガンスタンレー証券は15日、同社の 投資判断を「イコールウエート」から「アンダーウエート」に引き下げた。

パル(2726):一時19%安の1655円とストップ安。CLSAアジアパシ フィック証券は15日、同社の目標株価を5700円から3200円に引き下げた。

山下医科器械(3022):午前終値は2%高の1500円と3日ぶり反発。宮 野医療器(兵庫県神戸市)と共同持ち株会社を設立した上で事業を統合する。 現在はそれぞれの取締役会で基本合意書締結を承認した段階で、4月までに株 式移転計画を作成する。

TDK(6762):一時4.9%安の6860円と10営業日連続安となった。リ ーマン・ブラザーズ証券は15日、同社の投資判断を「オーバーウエート」か ら「イコールウエート」に引き下げた。

丸栄(8245):一時13%高の258円と急反発。15日に発表した07年3- 11月期の累計連結純損失は5億8700万円の赤字と、前年同期の25億円から 赤字幅が縮小。また同社は、筆頭株主であり、名古屋地盤の商社である興和と 資本・業務提携すると発表し、財務基盤の強化も評価された。

東宝不動産(8833):一時14%高の689円と急反発。不動産事業の伸び や飲食事業の新規店舗寄与、保険事業での大口長期契約の更新、介護付き有料 老人ホームの入居者増加などの効果から、15日公表の07年3-11月累計の連 結純利益は前年同期比40%増の17億6200万円だった。通期計画の19億円に 対する進ちょく率は92.7%。

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