ECBのウェーバー氏:インフレ加速は一時的、冷静な判断が肝要

欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバ ーのウェーバー独連銀総裁は16日、ユーロ圏のインフレ加速について「必要以 上に騒ぎ立てない」ことが肝要だと述べた。

ウェーバー総裁はライプチヒでの講演で、「ドイツおよびユーロ圏の物価 動向を注視している」と述べた上で、「しかしながらこれは一時的な上昇に過 ぎず、現在のデータを必要以上に騒ぎ立てるのは望ましくない」と語った。

同総裁はまた、インフレ率が今年は一年を通して低下し、2009年には2% を大きく下回る水準まで落ち込む可能性があるとのECBスタッフ見通しに言 及。ただ、この見通しはインフレ主導による賃金上昇などの2次的影響が現実 化しないことが前提だと付け加えた。

ウェーバー総裁は「特に高すぎる賃金妥結水準が2次的影響につながるこ とを懸念している」と述べ、「ECB政策委は事態を注意深く監視するととも に、断固かつ時宜を得た行動を起こす用意がある」と表明した。

昨年12月のユーロ圏のインフレ率は前年同月比3.1%上昇と、ここ6年余 りで最も高い伸びとなった。ECBはインフレ率が今年は約2.5%、09年は

1.8%前後になると見込んでいる。

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