米シティなど金融株は一段と下落へ、住宅ローン損失で-ビリニー氏

資産運用会社ビリニー・アソシエーツのラ ズロー・ビリニー社長は15日、米銀シティグループとその他の金融機関の株価 は、住宅ローン関連の損失を背景に一段と下落するとの予想を示した。

シティはこの日、過去最悪の赤字を発表し、株価は下落した。同社は米国 のサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン関連で180億ドル(約1 兆9250億円)の評価損を計上した。

ビリニー氏はテレビインタビューで、「悪いニュースはきりがないようだ」 として、「もうおしまいだとは言いたくないが、今は投資を手控えた方が安全 だ」と語った。

ビリニー氏は、金融機関の損失は拡大が続く恐れがあるとして、金融機関 はサブプライム債権を含む債務担保証券(CDO)などの金融商品の真の価値 がまだ分かっていないからだと指摘した。

ニューヨーク時間午前11時40分(日本時間16日午前1時40分)現在の シティ株は2.30ドル(7%)安の27.03ドルと、昨年11月1日以来で最大の 下げ。過去1年でほぼ半分に下落している。

ビリニー氏は「底値で買おうとする戦略は、金融株には通用しないのでは ないか」として、「縫合が必要な傷にばんそうこうを張ってもだめだというこ とを、市場は繰り返し告げている」と論評した。

シティの07年10-12月(第4四半期)は98億3000万ドルの赤字。同社 は41%の減配と4200人の人員削減、さらに145億ドルの増資を発表した。

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