インテル10-12月:51%増益-今四半期見通し予想に届かず株価下落

半導体最大手、米インテルが15日発表し た2007年10-12月(第4四半期)決算は、前年同期比51%増益となったもの の、売上高はアナリスト予想を下回った。同社が示した08年1-3月(第1四 半期)の売上高見通しもアナリスト予想に届かず、株価は時間外取引で一時、 14%安となった。

インテルは、音楽プレーヤー向け半導体の価格が同社予想の水準を下回り、 売上高の伸びを抑えたと説明した。また、今年第1四半期の売上高は94億-100 億ドルとの見通しを示した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト 予想平均では101億ドルが見込まれていた。

インテルの売上高見通しは、借り入れコスト上昇と景気減速が企業のハイ テク投資を鈍らせるとの懸念を強めた。JPモルガン・セキュリティーズのク リストファー・デーンリー氏らアナリストは、インテルと同業のアドバンスト・ マイクロ・デバイシズ(AMD)がパソコン用プロセッサーの供給過剰に陥っ ているのではないかとの懸念を示していた。

インテルのステーシー・スミス最高財務責任者(CFO)は電話インタビ ューで、「恐らく、米経済について若干、慎重になっている」と語った。「当 社として減速の兆候が見えたわけではないが、マクロ経済指標は慎重な姿勢を 促している」と説明した。

第4四半期の純利益は22億7000万ドル(1株当たり38セント)と、前年 同期の15億ドル(同26セント)から増えた。売上高は前年同期比11%増の107 億ドル。アナリスト予想は108億ドルだった。

決算は通常取引終了後に発表された。株価は時間外取引で一時、3.14ドル 安の19.55ドルとなった。ニューヨーク時間午後4時(日本時間16日午前6時) の株価は前日比39セント(1.7%)安の22.69ドル。年初来では15%下落して いる。

ベッカー・キャピタル・マネジメントで運用に携わるパット・ベッカー氏は、 インテルは「売上高について市場予想よりも慎重な見方を示している」として、 実際の業績が悪かった場合に備えて「幾らかの余地を残したいのだろう」と論 評した。

アナリスト予想平均では、第4四半期利益は23億6000万ドル(1株当た り39セント)と見込まれていた。インテルは、欧州のSTマイクロエレクトロ ニクスとの合弁会社の資産となるはずのフラッシュメモリー(電気的に一括消 去・再書き込み可能なメモリー)資産の評価額引き下げが、第4四半期の利益 を押し下げたと説明した。

第4四半期の売上高はインテルが先に示した見通しの中央値を下回った。 NAND型フラッシュメモリーの価格下落が響いた。スミスCFOによると、 パソコン用プロセッサーの売り上げは見通しに一致した。

第4四半期の粗利益率は58%だった。インテルは、今年第1四半期は約56% に低下するとの見通しを示した。08年通年では57%と予想している。08年の設 備投資額は約52億ドル(約5550億円)、研究開発(R&D)費は約59億ドル を計画している。

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