米ステート・ストリート:10-12月期28%減益-訴訟関連費用かさむ

機関投資家向けの資産運用で米最大 手のステート・ストリートが15日発表した2007年10-12月(第4四半 期)決算は、前年同期比28%の減益だった。サブプライム(信用力の低 い個人向け)住宅ローン関連の損失に関する訴訟和解金として6億1800 万ドルの引当金を計上したことが響いた。

発表によると、純利益は2億2300万ドル(1株当たり57セント) と、前年同期の3億900万ドル(同91セント)から減少。総収入は前年 同期比53%増の24億8000万ドル。

ステート・ストリートはまた、08年通期の利益の伸びが自社目標レ ンジの下限にとどまるとの見通しを示した。これが嫌気され、同社株価 は急落した。

同社はサブプライム住宅ローン関連投資で発生した損失に関し、投 資家から少なくとも3件の集団訴訟を起こされている。同社は今月3日 に訴訟費用の引当金について明らかにするとともに、運用部門であるス テート・ストリート・グローバル・アドバイザーズのウィリアム・ハン ト最高経営責任者(CEO)の更迭を発表した。

訴訟費用としての2億7900万ドル(1株当たり71セント)の引当 金(税引き後ベース)を除くと、1株当たり利益は1.38ドルと、ブルー ムバーグがまとめたアナリスト15人の予想平均同1.35ドルを上回った。 同社の07年通期の1株当たり利益は4.57ドルと、アナリスト予想の

4.55ドルを上回った。

ステート・ストリートは昨年7月、43億ドルを投じた米インベスタ ーズ・ファイナンシャルの買収を完了。同社は買収効果が今年、表面化 し始めるとの見通しを示した。同社のロナルド・ローグ最高経営責任者 (CEO)は発表文で、08年通期の総収入は前年比14-17%増、1株当 たり利益は10-15%増、株主資本利益率(ROE)は14-17%とみてい ることを明らかにした。

同社株価のニューヨーク時間終値は、前日比5.04ドル(5.9%)安 の79.82ドル。

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