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米メリルリンチ:転換優先株で66億ドル調達-みずほなどが出資(3)

米証券大手メリルリンチは15日、みずほ フィナンシャルグループやクウェート投資庁を含む投資家グループに転換優先 株を発行し、66億ドル(約7100億円)を調達すると発表した。メリルはサブ プライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)関連の損失で大きな打撃を 受けている。

メリルの資料によると投資家グループには、みずほとクウェート投資庁の ほか、韓国投資公社、米資産運用会社TPGアクソン・キャピタルおよびTロ ウ・プライス・アソシエイツが含まれている。

同転換優先株の年間配当は9%、同株の保有者はメリルの経営には関与し ない。

メリルは住宅ローン投資関連で84億ドルの評価損を出し、2007年7-9 月(第3四半期)の赤字額は同社の93年の歴史で最大となった。メリルは 2007年12月に、シンガポール政府系投資会社のテマセク・ホールディングス と米資産運用会社のデービス・セレクテッド・アドバイザーズから最大62億 ドルの出資を受け入れる計画を明らかにした。メリルはブルームバーグ・ニュ ースの親会社ブルームバーグ・エル・ピーの少数株主。

ジョン・セイン最高経営責任者(CEO)は、「みずほは日本での法人顧 客を多数抱えているほか、中国や環太平洋地域、さらに世界とも深いかかわり を持っていることから、当社とみずほとの協力関係は今後、非常に生産的なも のになると期待している」と述べた。

日本企業が米大手証券会社に大規模な出資を行うのは、1986年に住友銀行 (当時)がゴールドマン・サックス・グループの株式12.5%相当を5億ドルで 購入して以来、約20年ぶりとなる。住友銀行はその後、同株式を売却した。

15日のニューヨーク株式市場でメリルリンチの株価は午後1時15分現在、 前日比1.61ドル(2.88%)安の54.36ドル。前日までの1年間で株価は42% 下落した。

アナリストの予想によると17日に発表されるメリルの10-12月期決算で は、32億3000万ドルの赤字が予想されている。これは7-9月期に計上した 同社史上最大の22億4000万ドルの赤字を上回る。

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