1月の独ZEW景況感:マイナス41.6に悪化-15年ぶり低水準(2)

ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)が 15日発表した1月のドイツ景況感指数(期待指数)はマイナス41.6と、15年ぶ りの低水準に落ち込んだ。前月はマイナス37.2だった。米国のリセッション (景気後退)が、欧州一の経済大国であるドイツの景気減速を一段と悪化させる との懸念が高まった。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト40人の予想中央値では、 1月はマイナス40.0への低下が見込まれていた。ZEWの指数はアナリストと 機関投資家を対象にし、向こう6カ月の景況感を示す。ゼロを分岐点に数字が大 きいほど楽観的な見方が多いことを表す。

米証券大手のゴールドマン・サックス・グループやメリルリンチは、米経済 が今年、2001年以来となるリセッション(景気後退)に入ると予想している。 住宅市場低迷で世界的に信用コストが上昇し、個人消費が抑制されているためだ。 これが、すでに原油価格上昇やユーロ高に対応を迫られている欧州の輸出企業に 打撃を与える恐れがある。

ウニクレディト・マーケッツ・アンド・インベストメントのエコノミスト、 アレクサンダー・コッチ氏(ミュンヘン在勤)は「米金融業界からの悪いニュー スの流れはまだ続いている」と指摘し、「米リセッションについての真の懸念が、 ドイツの景気拡大の重しになっている」と述べた。

ドイツ連邦統計庁が同日発表した07年の独実質GDP(国内総生産)速報 値(季節調整済み)は前年比2.5%増と、06年の2.9%増から伸びが鈍化した。 06年は、2000年以来の高成長だった。ドイツ連邦銀行は今年の成長率が1.9% に鈍化すると予測している。

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