日新製鋼: 1-2月のステンレス鋼板は小幅値下げ、受注抑制継続へ

日新製鋼は15日、1-2月契約分のニッケ ル系ステンレス薄鋼板の一般流通(店売り)価格を昨年11-12月に比べトン当 たり5000円(0.9%)安くすると発表した。主原料ニッケル価格の下落により 9月以降3回連続で値下げした。ただ海上運賃や鉄鋼石、原油など他の原材料 価格が上昇傾向にあるため、2月以降に値上げを検討するとしている。

同社はニッケル系ステンレス薄鋼板の店売り価格を2カ月ごと直近3カ月 のニッケル市況に連動する形で決めている。同価格は昨年7-8月にトン74万 5000円と最高値を付けたが、9-10月に14万5000円、11-12月に6万円と値 下げし、今回の値下げで昨年1-2月の価格水準に戻った。

改正建築基準法の影響による建築着工減少を受けて建材や台所用品向け 需要が縮小しているため、1-2月は昨年11-12月に引き続き薄鋼板の受注を 通常の2割程度削減するが、自動車部品向けなど他の製品生産を拡大するため、 現在のところ減産は予定していない。同社はニッケル価格下落に伴うステンレ スの買い控えを受けて、8-9月にニッケル系ステンレスの生産を通常の4割 削減したが、10月以降はほぼフル生産を行っている。

日新製鋼の株価は前週末比16円(4.4%)安の349円(午後2時34分現在)。

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