米裁判での懲罰的損害賠償の規模縮小-2007年の最高裁判決が影響

米国の裁判での懲罰的損害賠償の規模が縮 小している。昨年1年間に命じられた懲罰的損害賠償は計16億ドル(約1730 億円)と、2006年の18億ドル、05年の50億ドルから2年連続の減少となった (懲罰的賠償額の上位50位を対象にブルームバーグが集計したデータによる)。

企業にとっては好ましい傾向だ。過去5年間の製造物責任(PL)訴訟で 計3億9200万ドル超の懲罰的賠償を命じられた自動車メーカーのフォード・モ ーターは、うち1億ドルの賠償をめぐる2件の上訴審で勝訴した。今後の審理 にも追い風になるとみられる。

企業の顧問弁護士の間には、連邦最高裁が昨年下した懲罰的賠償に関する 極めて重要な判決が企業側に有利に働き、将来の賠償規模の縮小につながると の見方が出ている。最高裁はアルトリア・グループ傘下フィリップ・モリスU SAのPL訴訟で、訴訟対象以外(原告以外の顧客など)に対する賠償責任を 被告に問うことはできないとする判決を下した。

この判決についてフォードの顧問弁護士テッド・ボートロー氏は「懲罰的 損害賠償の世界が健全さを取り戻す可能性が高い」と指摘。被告側は「懲罰的 賠償の過剰さを指摘する能力だけでなく、最初から賠償額を抑えたり請求その ものを防いだりするための根拠」を得ることになると語った。

-- Editor: Charles Carter, William Glasgall.

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 柴田 広基 Hiroki Shibata +81-3-3201-8867 hshibata@bloomberg.net Editor:Masami Kakuta 記事に関する記者への問い合わせ先: Margaret Cronin Fisk in Southfield, Michigan, at +1-248-827-2947 or mcfisk@bloomberg.net. 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Patrick Oster at +1-212-617-4088 or poster@bloomberg.net.

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