OPEC、需要増による正当化があれば増産の可能性も-サウジ石油相

サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相 は15日、石油輸出国機構(OPEC)が2月1日に開く総会について、需要の 増加による正当化が得られれば、OPECは増産を決定するとの考えを明らかに した。

同相はリヤドで記者団に対し「市場が正当化すれば生産枠を引き上げる」と 述べ、「これが方針だ」と語った。

ブッシュ米大統領はこれより先に、最高値圏にある原油価格を押し下げるた め、OPEC諸国に増産検討を呼びかけた。ヌアイミ石油鉱物資源相は、OPE Cがブッシュ大統領の呼び掛けに応じるかどうかについては直接コメントするこ とを控えた。

また同相は生産水準検討の際には消費国の石油在庫も考慮に入れるとし、在 庫は4-6月(第4四半期)には5年平均の上限近くにあるとの見方を示した。 さらに「在庫水準について懸念している。極端に高いのも極端に低いのも望まし くない」と語った。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物2月限はロンドン時間午 後2時45分現在、前日比2.25ドル(2.4%)安のバレル当たり91.95ドルで推 移している。米経済がリセッション(景気後退)に向かっているとの懸念を背景 に、原油相場は今月3日に記録した最高値100.09ドルから約7%低下している。

ヌアイミ石油鉱物資源相は「慎重になる必要があり、将来の原油価格予想は 避けたほうがよさそうだ」とした上で、「90-100ドルの水準にあっても経済が 依然成長していることには誰もが驚いている」と語った。

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