UBS:25億ユーロ起債-スプレッドは昨年5月の7倍-環境悪化鮮明

資産規模で欧州最大の銀行、スイスのUB Sが14日までに起債したユーロ建て債の指標金利への上乗せ幅(スプレッド) は68ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と、2007年5月の起債時に比 べ約7倍となった。昨年5月には、米国のサブプライム(信用力の低い個人向 け)住宅ローン問題は水面下で深刻化しつつあった。

UBSは5年債(表面利率4.875%)25億ユーロ(約4020億円)を起債し た。昨年5月に7億5000万ユーロの10年債を発行した債のスワップレートへ の上乗せ幅は10bpだった。

サブプライム関連損失と業績への懸念から、金融機関債のスプレッドは少 なくとも9年で最高の水準にある。シティグループとバンク・オブ・アメリカ (BOA)、メリルリンチの07年10-12月(第4四半期)決算はともに、過 去最悪となると見込まれている。

フランクフルト・トラスト・インベストメントのファンドマネジャー、ベ ルナー・フェイ氏は「サブプライム関連で、さらに一段の評価損が出るリスク がある」と話す。同氏はUBS債を購入しないつもりだとして、「割安感から 言えば絶対に買い」だが、「まだ安心できない」と述べた。

メリルリンチの指数によると、投資適格級のユーロ建て債のスプレッドは 130bp。07年6月には45bpだった。スプレッドは同年11月に132bpと、 メリルが指数算出を開始した1999年以来で最大となった。

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