中国マネーサプライ:12月M2、16.7%増-07年外貨準備は過去最高

中国人民銀行が11日発表した昨年12月のマ ネーサプライ(通貨供給量)統計によれば、M2は前年同月比16.7%増の40兆 3000億元(約605兆円)と、7カ月ぶりの低い伸びにとどまった。人民銀によ るインフレと景気過熱の抑制策が効果を表し始めていることが示された格好だ。

12月のM2伸び率は、ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト 20人の予想中央値では18.2%が見込まれていた。11月は18.5%だった。

人民銀は、11年ぶりの高水準にあるインフレ率の引き下げと投資抑制のた め、過去最大となった貿易黒字に伴う資金流入の阻止を図っている。M2の伸び 率が昨年の目標として設定した16%を依然上回っていることから、人民銀は対 策を追加する公算が大きい。

リーマン・ブラザーズ・ホールディングスのエコノミスト、孫明春氏(香港 在勤)は「人民銀が強制的な抑制策を実施していることから、マネーサプライと 融資の拡大ペースは、2008年1-6月(上期)を通じて鈍化が続くだろう」と 述べた。

中国の外貨準備高は、07年末時点で1年前に比べ43%増加の1兆5300億ド ル(約167兆円)と過去最高に膨らんだ。

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